ITパスポート 過去問
令和7年度
問69 (テクノロジ系 問14)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問69(テクノロジ系 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

バイオメトリクス認証の他人受入率と本人拒否率に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

バイオメトリクス認証の認証精度において、他人受入率を低く抑えようとすると( a )が高くなり、本人拒否率を低く抑えようとすると( b )が高くなる。
  • a:安全性  b:可用性
  • a:安全性  b:利便性
  • a:利便性  b:安全性
  • a:利便性  b:可用性

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この過去問の解説 (3件)

01

「他人受入率(FAR: False Acceptance Rate)」と「本人拒否率(FRR: False Rejection Rate)」は、安全性と利便性の間でトレードオフの関係となっています

片方の率を上げると、片方の率が下がるというものです。

他人受入率を低くすると、当然ですが本人以外が利用できる可能性が低くなるので、安全性が向上します。

本人拒否率を低くした場合は、本人が利用したいときに利用できない確率は低くなるので、利便性が向上します。

 

正しい選択肢の組み合わせは、 a:安全性 b:利便性 です。

選択肢1. a:安全性  b:可用性

本人拒否率を低くすることは可用性ではなく利便性に関連します。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. a:安全性  b:利便性

本選択肢が正解です。

選択肢3. a:利便性  b:安全性

aとbの順序が逆であるため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. a:利便性  b:可用性

他人受入率は安全性、本人拒否率は利便性に影響を与えます。

そのため本選択肢は不正解です。

まとめ

他人受入率と本人拒否率の間にあるトレードオフの関係は混同しやすいので改めて整理します。

 

・他人受入率を低くするとセキュリティは上がるが、利便性が下がります

・本人拒否率を低くすると利便性は上がるが、セキュリティが下がります

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02

まず、選択肢にある言葉の定義をはっきりと押さえておきましょう。

 

安全性・・・悪意のある第三者から危害を加えられることがなく、また秘密が守られているか

利便性・・・システムが使いやすいか、使いにくいか

可用性・・・システムを使用したいときに使用できるか否か

 

 

「利便性」と「可用性」の定義が曖昧に思えるかもしれませんので、もう少しはっきりさせると、

 

利便性→使いやすいか?使いにくいか?

可用性→そもそも使えるのか?

 

となり、「利便性」は「可用性」が保証されている上での話となります。

 

当然ですが、可用性が確保されていないシステムには利便性も成立しません。

 

つづいて、「他人受入率」「本人拒否率」についても整理しましょう。

それぞれ、

 

他人受入率・・本人以外がログインできてしまう可能性

本人拒否率・・・本人のログインまで拒否してしまう可能性

 

という意味です。

 

用語の意味を一通り整理できたので、問題文を読み進めていきましょう。

 

空欄(a)では他人受入率、つまり本人以外が勝手にログインできてしまう可能性について問われています。

 

言い換えると勝手に他人のSNSアカウントを使えてしまう可能性」ということですが、これを抑えるということは「不正アクセスをされにくくする」つまりは安全性に関わることです。

 

(a)が安全性となっている選択肢について、空欄(b)は「可用性」か「利便性」に絞れました。

 

その(b)では本人拒否率について問われていますが、これは本人すら使えなくなる可能性」について問われています。

 

具体例として、「スマホの指紋認証や顔認証がなかなか通らず、ロック画面が解除できない」といった状況が挙げられますが、問題文に「可能性」「率(つまりは確率)」それを「低く抑える」と表現されていることに着目してください。

 

これは先ほどの具体例で言うと「顔認証が通らないこともあるが、そうなる可能性は極めて低くなる」ということであり、「使いやすさ」に起因するものとなります。

よって(b)は利便性です。

まとめ

ちなみに、「本人拒否率」「可用性」の観点で例えると、「顔認証が登録時にスキャンしたイメージと完全一致していないと解除できないといった、シビアすぎて本人でもほぼ絶対に解除できないケースです。

 

この「可用性」は「機密性」や「完全性」と合わせて、セキュリティの3台要素といわれています。

 

機密性・・・データが他者から勝手にみられないこと

完全性・・・データが勝手に改ざんされないこと

可用性・・・許可された相手であれば、必要なときにデータを使用できること

 

セキュリティ分野では重要な概念ですので、こちらもしっかりと覚えておきましょう。

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03

バイオメトリクス認証とは、個人に固有な情報によって本人認証を行います。そのため、本人であっても誤ったり、他人であっても認証してしまう確率が少なからず生じます。

 

他人受入率を低くすると (a)安全性 が高くなります。

本人認証率を低くすると (b)利便性 が高くなります。

選択肢1. a:安全性  b:可用性

これは不正解です。

選択肢2. a:安全性  b:利便性

これが正解です。

選択肢3. a:利便性  b:安全性

これは不正解です。

選択肢4. a:利便性  b:可用性

これは不正解です。

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