ITパスポート 過去問
令和6年度
問20 (ストラテジ系 問20)

システムの再構築に掛かる初期費用は、1,000万円です。

再構築前の運用費用は500万円であるため、

再構築後の400万円と比較すると100万円削減されます。

また、再構築後は利益も200万円増加するため、削減分と併せると

再構築前より年間300万円の効果があります。

よって、1,000万円÷300万円＝3.3年となり、

回収期間は、3.3年です。

投資の条件などから新規投資の回収期間を計算する問題です。

まず現状と再構築後のシステム運用費を比較します。

現状　　　500万円/年

再構築後　400万円/年

再構築後は1年間の運用費が100万円削減できています。

再構築後には新たに1年間で200万円の利益が期待できるとされています。

削減できる運用費と合わせて1年間の投資効果は以下のように求めることができます。

100万円+200万円=300万円/年

投資額は1,000万円であるため、回収期間は以下のようにして計算できます。

計算結果は小数点以下第2位を四捨五入します。

1,000万円÷300万円≒3.3年

回収期間は3.3年です。

投資の回収期間は以下の式で算出されます。

投資額 <（投資による年間経費削減額 + 投資による年間利益）×年数

年数をNとし、上記の式に数値を代入すると

10 < (5 - 4 + 2) × N 

10 < 3N

3N > 10

N > 3.33

となり、答えは3.3年となります。