ITパスポート 過去問
令和8年度
問15 (ストラテジ系 問15)

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問題

ITパスポート試験 令和8年度 問15(ストラテジ系 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

マーケティングにおけるイノベーター理論では、新しい製品やサービスが普及していく過程に沿って、消費者を、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードという五つのグループに分ける。このときアーリーアダプターからアーリーマジョリティへの普及において生じる、越えることが困難な隔たりを表す用語として、最も適切なものはどれか。
  • カニバリゼーション
  • キャズム
  • 死の谷
  • レッドオーシャン

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この過去問の解説 (3件)

01

まずはイノベーター理論について理解しましょう。

ある製品やサービスが市場に参入した際、その反応は5つのタイプに分かれるとされています。

 

・イノベーター

新製品の可能性に賭けて、誰よりも早く購入するタイプ。いわゆる「新しい物好き」です。

 

・アーリーアダプター

こちらも製品が登場してから早く購入するものの、ある程度使ってみて良さが分かってたら周りにオススメするタイプ。

わかりやすく言うと「商品レビュー系YouTuber」です。

 

・アーリーマジョリティ

商品紹介動画やSNSの評判を見て「そろそろ買ってみようか」と思ってから買うタイプ。「流行に敏感なお客さん」です。

 

・レイトマジョリティ

実際に商品を買ってみた友達や家族から使い勝手を聞いてみて、自分に必要と思えば買うタイプ。友達にChatGPTの使い方を教えた/教わったことがあれば、それが近いと思います。

 

・ラガード

流行には関心がなく、「スマホは使えれば、特に機種はどれでもいい」といったタイプ

 

このように、世に発表されたばかりの商品の関心度は5段階で分かれます。

この段階分けがイノベーター理論です。

選択肢1. カニバリゼーション

競合相手同士がシェアを奪い合う現象です。

 

具体例として、

 

・類似商品のリリース

・トレンドキーワード検索で類似したコンテンツ

・同業種の店舗の密集

 

などが挙げられます。

選択肢2. キャズム

先ほど説明した、アーリーアダプター(商品レビュー系YouTuber)から、アーリーマジョリティ(流行に敏感なお客さん)へと商品の良さが伝わり、やっと流行りはじめる「流行のゼロイチ」の難しさのことをキャズムといいます。

 

例えば、どんなに高性能なスマホでも価格も高ければ「今ので十分」と考えるユーザーも珍しくないでしょう。

 

そこで、商品紹介などを積極にしているインフルエンサーなど(アーリーアダプター)が、「確かに価格は高いけど、それに見合うほどのカメラ性能ですよ」と動画やSNSなどで魅力を発信することで価値が知れ渡るのですが、その段階が市場成長において一番難解といわれています。

選択肢3. 死の谷

革新的なアイディアによって、事業をブルーオーシャン(※)に乗り出したものの、実際は需要が見込めずに企画撤退となるケースです。

 

プロジェクトが死の谷に陥るのを防ぐには、堅牢なロードマップの検討と十分な市場調査が必要となります。

選択肢4. レッドオーシャン

競合過多な市場のことです。

シェアの奪い合いが常に激化しており、差別化を図ることでの成長は見込めないケースも珍しくありません。

まとめ

※

レッドオーシャンの対義語がブルーオーシャンで、未開拓の市場という意味です。

 

ブルーオーシャンはライバルも少ないため、新規事業の参入も比較的見込めるとされています。

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02

この問題は、新しい製品やサービス・技術などのイノベーションが社会にどのように広まるかを体系的に示した「イノベーター理論」において、市場や販売が拡大する際の障壁に関する問題です。

選択肢1. カニバリゼーション

誤りです。

カニバリゼーションは、自社の新製品やサービスが自社の既存の市場を奪ってしまう現象のこと(共食い)です。イノベーター理論における普及のギャップを指す言葉ではありません。

選択肢2. キャズム

正解です。

キャズム(溝)は、イノベーター理論において、イノベーターとアーリーアダプターから成る初期市場からアーリーマジョリティーから先のメインストリーム市場へ移行する際に存在する、越えることが困難な隔たりのことです。

選択肢3. 死の谷

誤りです。

死の谷は、技術経営などで使われる用語で、開発やテスト、プロトタイプの生産が成功したあと、それを製品化および事業化するまでに起こる困難な障壁を指します。資金不足や市場ニーズのズレなどで起こります。

選択肢4. レッドオーシャン

誤りです。

レッドオーシャン(赤い海)は、すでに多くの競合が存在し、価格面やシェアにおいて争いが起こっている既存の市場のことです。反対に、競合相手のいない未開拓の市場は「ブルーオーシャン」と呼びます。

まとめ

製品が爆発的にヒットするかどうかの障壁がキャズム(溝)ですが、混同しやすいのが技術経営における障壁です。他の選択肢にもあった「死の谷」をはじめ、「魔の川」「ダーウィンの海」とともにこれらは技術経営における障壁(開発・事業化するまでの壁)となります。

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03

新製品が初期市場から一般市場へ広がる際、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にある大きな隔たりをキャズムといいます。普及段階のどこにある壁かを押さえます。

選択肢1. カニバリゼーション

カニバリゼーションは、自社の新商品が既存商品の売上を奪う共食い現象です。

選択肢2. キャズム

正しいです。アーリーアダプターからアーリーマジョリティへ普及する際の越えにくい溝をキャズムと呼びます。

選択肢3. 死の谷

死の谷は、研究成果を事業化するまでに資金や経営資源が不足し、実用化が進まない難関を指します。

選択肢4. レッドオーシャン

レッドオーシャンは競争が激しい既存市場を表す言葉です。

まとめ

アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の隔たりはキャズムです。

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