ITパスポート 過去問
令和7年度
問5 (ストラテジ系 問5)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問5(ストラテジ系 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

A社ではB商品の仕入れと販売を行っている。ある期のB商品の仕入単価は期首から上昇し続け、期末が最も高くなった。当該期の売上原価を「期首棚卸高+当期商品仕入高一期末棚卸高」で計算するとき、期末棚卸高の計算に期末の仕入単価を用いると、B商品の期末棚卸高及び売上原価は、期中の仕入単価の平均値を用いる場合に比べてどのようになるか。
  • 期末棚卸高、売上原価ともに上がる。
  • 期末棚卸高、売上原価ともに変わらない。
  • 期末棚卸高は上がり、売上原価は下がる。
  • 期末棚卸高は下がり、売上原価は上がる。

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この過去問の解説 (1件)

01

仕入に関する問題です。

 

《仕入単価》

今回の設問では、仕入単価の計算方法が2つ登場しました。

 

1つ目は「最終仕入原価法」です。

期末(1年)の終わりの仕入単価を

売り上げ計算などに利用する方法です。

 

2つ目は「総平均法」です。

全ての仕入単価の平均値を

売り上げ計算などに利用する方法です。

 

今回の設問では、仕入単価は上がり続けています。

仕入単価が上がり続ける場合の仕入れ単価は

 

総平均法 < 最終仕入原価法

 

になります。

例えば、仕入が以下のようになっていたとします。

 

4月に100円

5月に150円

来年の3月に200円

 

この場合、総平均法では150円、

最終仕入原価法では200円になります。

 

《売上原価》

また、問題文には以下の文章が書かれてきます。

 

当該期の売上原価を「期首棚卸高+当期商品仕入高一期末棚卸高」で計算する。

 

つまり、期末棚卸高(在庫として残っている製品などの価値)が高ければ高いほど、売り上げが下がります。

 

したがって、「期末棚卸高は上がり、売上原価は下がる」が答えになります。

選択肢1. 期末棚卸高、売上原価ともに上がる。

売上原価は下がるため、

この選択肢は不適切です。

選択肢2. 期末棚卸高、売上原価ともに変わらない。

期末棚卸高は上がり、売上原価は下がるため、

この選択肢は不適切です。

選択肢3. 期末棚卸高は上がり、売上原価は下がる。

この選択肢が正解です。

選択肢4. 期末棚卸高は下がり、売上原価は上がる。

期末棚卸高は総平均法より上がります。

この選択肢は不適切です。

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