ITパスポート 過去問
令和7年度
問43 (マネジメント系 問8)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問43(マネジメント系 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

営業部門の営業員が出張する際の出張旅費の手続に関して、組織間でけん制を日常的に実施している状況の記述として、最も適切なものはどれか。
  • 営業員が出張後に経理部門に提出した旅費精算の書類と証票類について、経理担当者が適切な内容であることを審査し、経理課長が承認する。
  • 営業員が出張後に旅費の精算を行い、上長が承認を行う。経理部門では承認済みであるので支払を行う。
  • 営業員は出張の事前申請を行って上長の承認を得た後に、切符や宿泊施設の手配を旅行会社に依頼する。
  • 会計年度における営業部門の旅費精算の書類と証票類から、監査人がサンプリングして、営業員の処理内容の適切性を確認する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は横領などの不正を抑止するための施策に関する問題です。

組織間でのけん制を行うには、他部署にチェックをさせます。

このことで、身内意識を持たせないという効果が期待できます。

 

自分が所属する組織内だけでは、ルールを守らなくてもいい空気が蔓延したり、チェックが甘くなってしまいます。

ゆえに、他の組織が目を光らせておく必要があるのです。

 

選択肢1. 営業員が出張後に経理部門に提出した旅費精算の書類と証票類について、経理担当者が適切な内容であることを審査し、経理課長が承認する。

他の部署が出張後の経費のチェックをしています。

これなら、不正をしてもばれるので、不正をしにくくなります。

この選択肢が正解です。

選択肢2. 営業員が出張後に旅費の精算を行い、上長が承認を行う。経理部門では承認済みであるので支払を行う。

自部署の上司にチェックしてもらうのは、組織間のけん制とは言えません。

また、経理部が無条件に旅費を支払うといつの間にか横領されていたという事態になりかねません。

この選択肢は不正解です。

選択肢3. 営業員は出張の事前申請を行って上長の承認を得た後に、切符や宿泊施設の手配を旅行会社に依頼する。

自部署の上司にチェックしてもらうのは、組織間のけん制とは言えません。

また、承認後に手配を依頼した結果、申請した額と実費に差ができてしまい、

差額を横領する事態になりかねません。

この選択肢は不正解です。

選択肢4. 会計年度における営業部門の旅費精算の書類と証票類から、監査人がサンプリングして、営業員の処理内容の適切性を確認する。

監査人がチェックすれば不正が発覚しますが、阻止ができません。

けん制で、不正を防ぎたいので、

不正を防げないこの選択肢は不正解です。

まとめ

ITを扱う社会人はITとそれにまつわる知識だけではなく、

不正をしないという社会人としての素養を備え持つ必要があります。

どの職種でも、絶対に正解してほしい設問です。

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