ITパスポート 過去問
令和8年度
問46 (マネジメント系 問12)

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問題

ITパスポート試験 令和8年度 問46(マネジメント系 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

ITサービスマネジメントのプロセスである問題管理の説明として、適切なものはどれか。
  • ITサービスを提供するためのハードウェア、ソフトウェア、ドキュメントなどの構成情報を維持管理する。
  • 計画外のITサービスの中断に対して、迅速にサービスを復旧する。
  • 障害の根本原因を調査し、問題の解決策を提示する。
  • プログラム修正を実施するための計画を立て、確実に修正されるように管理する。

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この過去問の解説 (3件)

01

問題管理は、インシデントの背後にある根本原因を究明し、再発防止や恒久的な解決策を提示するプロセスです。まず復旧するインシデント管理とは目的が異なります。

選択肢1. ITサービスを提供するためのハードウェア、ソフトウェア、ドキュメントなどの構成情報を維持管理する。

ハードウェアやソフトウェアなどの構成情報を維持するのは、サービス構成管理です。

選択肢2. 計画外のITサービスの中断に対して、迅速にサービスを復旧する。

計画外の中断から迅速にサービスを復旧するのはインシデント管理です。

選択肢3. 障害の根本原因を調査し、問題の解決策を提示する。

正しいです。障害の根本原因を調査し、回避策や恒久的な解決策を提示することが問題管理です。

選択肢4. プログラム修正を実施するための計画を立て、確実に修正されるように管理する。

修正を計画し、変更による影響を管理して確実に実施するのは変更実現などに関係します。

まとめ

障害の根本原因を調査して解決策を提示するプロセスが問題管理です。

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02

提供中の商品やサービスに何かしらのトラブルが発生して問い合わせを受けた際、ITサービスマネジメントでは、

 

インシデント・・・顧客はどう困っているか?

問題・・・原因は何か?

 

の2つに分離して考えます。

 

うち、この「問題」をどう扱うかについての取りまとめを問題管理といいます。

 

問題管理は、次の手順で行われます。

 

1.問題の詳細を記録

2.問題の影響範囲と緊急度を決定

3.原因特定

4.対処法の決定と記録 → 選択肢「障害の根本原因を調査し、問題の解決策を提示する。」が該当

5.対処法の実施

6.クローズ

7.解決方法を共有

 

尚、ITサービスマネジメントでは問題解決の一連の流れについては「問題管理」といいますが、

インシデントの取り扱いについては「インシデント管理」といいます。

 

その一例が、

 

「計画外のITサービスの中断に対して、迅速にサービスを復旧する。」

 

のように、改善に重点を行った管理となり、問題管理と密接な関連があります。

 

他にもITサービスマネジメントで定められているものとして、

 

構成管理・・・企業がどのような機器(CI:構成アイテム)を保有しているかをデータベース化したもの

→選択肢「ITサービスを提供するためのハードウェア、ソフトウェア、ドキュメントなどの構成情報を維持管理する。」が該当

 

変更管理・・・OSの大幅アップデートやセキュリティパッチ適用が「いつ、どのように」行われたかを管理し、変更に伴う影響にも対応できるようにする

→選択肢「プログラム修正を実施するための計画を立て、確実に修正されるように管理する。」

 

などを覚えると良いでしょう。

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03

この問題は、ITサービスマネジメントの各プロセスの役割について問われており、「問題管理」の定義について正確に理解しているかが問われています。

選択肢1. ITサービスを提供するためのハードウェア、ソフトウェア、ドキュメントなどの構成情報を維持管理する。

誤りです。
これは「構成管理」の説明です。ITサービスを構成するすべての要素(資産など詳細な内容そのもの)を正確に把握・記録するプロセスであり、「問題管理」に関する記述ではありません。
 

選択肢2. 計画外のITサービスの中断に対して、迅速にサービスを復旧する。

誤りです。
これは「インシデント管理」の説明です。発生したトラブルに対してビジネスへの影響を最小限に抑えることを目的とします。暫定回避策を用いて、とにかく早く正常な状態に戻すことを目的とします。
 

選択肢3. 障害の根本原因を調査し、問題の解決策を提示する。

正解です。
問題がなぜ起きたのか、という原因を突き止め、再発を防止するための対策を検討します。落ち着いた段階で原因を調査し、今後の恒久対策とします。
 

選択肢4. プログラム修正を実施するための計画を立て、確実に修正されるように管理する。

誤りです。
これは「変更管理」の説明です。システムの変更やプログラムの修正が確実に実施されるよう計画します。勝手なシステム変更による新たな障害を防ぐため、計画と承認のプロセスをコントロールします。
 

まとめ

「問題管理」と「インシデント管理」は少し似ていると感じるかもしれませんが、大きな違いは「対策」なのか「対応」なのか、ということです。問題管理が「出火元の調査と防火対策」であることに対し、インシデント管理は「今起きている火消し」にあたります。

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