ITパスポート 過去問
令和8年度
問48 (マネジメント系 問14)
問題文
ある組織では、IT資産を管理しているグループが、共有ディスクの使用量を月次でチェックし、容量が不足しそうなときは、不要なファイルを消すよう呼び掛けたり、すぐに使わないファイルを別のメディアに退避したりして、容量が不足することを回避する対応を行っている。共有ディスクの増設の対応は、年単位で計画して実施している。ある日、共有ディスクの使用量が上限に達し、組織の業務に支障が出る事象が発生した。この事象への対応を、インシデント管理、問題管理、サービスマネジメントシステムの改善に分けて考えるとき、サービスマネジメントシステムの改善として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。
b 共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。
c 共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。
d すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。
a 共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。
b 共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。
c 共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。
d すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。
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問題
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ITパスポート試験 令和8年度 問48(マネジメント系 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
ある組織では、IT資産を管理しているグループが、共有ディスクの使用量を月次でチェックし、容量が不足しそうなときは、不要なファイルを消すよう呼び掛けたり、すぐに使わないファイルを別のメディアに退避したりして、容量が不足することを回避する対応を行っている。共有ディスクの増設の対応は、年単位で計画して実施している。ある日、共有ディスクの使用量が上限に達し、組織の業務に支障が出る事象が発生した。この事象への対応を、インシデント管理、問題管理、サービスマネジメントシステムの改善に分けて考えるとき、サービスマネジメントシステムの改善として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。
b 共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。
c 共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。
d すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。
a 共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。
b 共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。
c 共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。
d すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、ITサービスマネジメントにおける活動(インシデント管理、問題管理、サービスマネジメントシステムの改善)の違いを正確に理解しているかを問われています。具体的な事例を基にした実践的な問題といえます。
誤りです。
aの「業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動」は、発生したトラブルに対する「対応」であるため、これはインシデント管理に該当します。
誤りです。
bの「原因を特定し、再発防止策を検討」は、トラブルの根本原因を事前に「対策」する問題管理にあたります。
正解です。
cの「早期に検知できるように」という点が、これまでの運用の仕組み自体を見直し、より良くするサービスマネジメントシステムの改善活動です。
誤りです。
dの「すぐに増設の手続を進める」というのは、今起きている問題を解消するための「対応」にあたるためインシデント管理に該当します。
その場での応急処置(インシデント管理)に対して、「対策(問題管理)」と「改善(サービスマネジメントシステムの改善)」の違いは少し分かりにくいかもしれません。
対策(問題管理)=起きてしまったトラブルの『原因』を調べ、二度と起きないように手を打つこと
改善=そもそもトラブルが起きる前に気づけなかった『運用ルールや仕組み』そのものを、より良くアップデートすること
の違いがあります。
単なるトラブルの「対策」にとどまらず、管理の仕組みそのものを今後より良く変えていくことが「改善」にあたる、と整理しておくのがポイントです。
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02
ITサービスマネジメントでは、設問のシナリオにあるようなシステム障害など「業務に支障が出る」「システムに不具合が発生した」などの事象をインシデントと呼びます。
インシデントが発生した際、対処にあたって、
インシデント管理・・・サービスが中断されるのを回避するため、一時的な応急措置をとる。
→a「共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。」が該当
△d「すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。」
→「すぐに~」緊急時の対処と思われますが、手続きをとっている段階ですので、早急な対応が取れるとは限りません。
問題管理・・・根本的な原因追及
→b「共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。」が該当
改善・・・インシデント発生を予防するための措置
→c「共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。」が該当
のように、その事実を項目ごとに分離して考えます。
「改善」に該当するものを選ぶ問題ですので、正解はcとなります。
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03
サービスマネジメントシステムの改善では、個別障害の応急処置や原因調査にとどまらず、管理の仕組み自体を見直します。容量不足を早期検知できなかった管理方法を改善するかどうかが判断軸です。
ファイルの一時退避は業務を復旧させるためのインシデント対応であり、増設も目前の容量不足への個別対応です。管理の仕組みの改善ではありません。
原因特定と再発防止策の検討は問題管理です。直ちに増設することと組み合わせても、監視の仕組みを改善する活動にはなりません。
正しいです。月次確認では兆候を捉えられなかったため、使用量をタイムリーに把握して早期検知できるよう監視方法を改善することが、サービスマネジメントシステムの改善です。
早期検知の仕組みを整えることは改善ですが、直ちに共有ディスクを増設することは個別の容量対策であり、この分類の改善には含めません。
サービスマネジメントシステムの改善に当たるのは、使用量をタイムリーに把握して容量不足を早期検知できるようにすることです。
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